断熱材ってなにが違う?グラスウールvsウレタンフォーム 🏠

こんにちは!岐阜県の中部国際建築株式会社です。

住宅の断熱性能が注目される昨今、お客様から「断熱材って何を選べばいいの?」「グラスウールとウレタンフォームの違いは?」といったご質問をよくいただきます。

今回は、代表的な断熱材であるグラスウールウレタンフォームについて、素材の特徴から性能、価格まで分かりやすく解説させていただきます! ✨

断熱材の重要性 🌡️

まず、なぜ断熱材が重要なのかを簡単におさらいしましょう。

断熱材は、住宅の快適性省エネ性を左右する重要な要素です。適切な断熱材を選ぶことで:

  • 夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を実現
  • 冷暖房費の削減による光熱費の節約
  • 結露の防止によるカビ・ダニの発生抑制
  • 住宅の耐久性向上

岐阜県は夏は高温多湿、冬は寒冷という特徴があるため、断熱材選びは特に重要になってきます。

グラスウールとは? 🧵

素材の特徴

グラスウールは、ガラスを高温で溶かして繊維状にした断熱材です。日本で最も普及している断熱材で、住宅用断熱材の約7割を占めています。

主な特徴:

  • ガラス繊維でできているため不燃性
  • 綿状の構造で空気を多く含む
  • 密度によって性能が変わる
  • 袋入りタイプと裸品タイプがある

グラスウールの性能 📊

断熱性能(熱伝導率)

  • 一般的なグラスウール:λ=0.050W/(m・K)
  • 高性能グラスウール:λ=0.038W/(m・K)
  • 超高性能グラスウール:λ=0.032W/(m・K)

数値が小さいほど断熱性能が高くなります。

その他の性能

  • 🔥 防火性:不燃材料として認定
  • 💧 吸音性:優れた吸音効果
  • 🐛 防虫性:虫害を受けにくい
  • ♻️ 環境性:リサイクル可能

グラスウールのメリット ✅

  1. コストパフォーマンスが優秀
    • 断熱材の中では最も安価
    • 施工費も比較的安い
  2. 実績が豊富
    • 長年使用されている信頼性
    • 施工業者の知識・経験が豊富
  3. 防火性が高い
    • 不燃材料なので火災時も安心
    • 有毒ガスの発生がない
  4. 吸音効果
    • 生活音の軽減に効果的
    • 外部騒音の遮断にも有効

グラスウールのデメリット ❌

  1. 湿気に弱い
    • 水分を含むと断熱性能が低下
    • 乾燥に時間がかかる
  2. 施工精度が重要
    • 隙間ができやすい
    • 圧縮すると性能が低下
  3. チクチクする
    • 施工時に皮膚への刺激
    • 適切な保護具が必要

ウレタンフォームとは? 🧽

素材の特徴

ウレタンフォームは、ポリウレタン樹脂を発泡させた断熱材です。現場で吹き付ける「現場発泡型」と、工場で製造される「ボード型」があります。

主な特徴:

  • プラスチック系の発泡体
  • 気泡構造で断熱性を発揮
  • 接着性が高い
  • 軽量で加工しやすい

ウレタンフォームの種類 🔍

硬質ウレタンフォーム

  • 密度が高く断熱性能が優秀
  • 構造材としても使用可能

軟質ウレタンフォーム

  • 柔軟性があり施工しやすい
  • 主に現場発泡で使用

現場発泡ウレタン

  • 施工現場で直接吹き付け
  • 隙間なく施工可能

ウレタンフォームの性能 📈

断熱性能(熱伝導率)

  • 硬質ウレタンフォーム:λ=0.024~0.028W/(m・K)
  • 現場発泡ウレタン:λ=0.026~0.034W/(m・K)

グラスウールよりも優れた断熱性能を持ちます。

その他の性能

  • 🌊 撥水性:水を弾く性質
  • 🔗 接着性:構造材との密着性が高い
  • 💨 気密性:隙間なく施工可能
  • 🪶 軽量性:軽くて扱いやすい

ウレタンフォームのメリット ✅

  1. 断熱性能が優秀
    • グラスウールより高い断熱性
    • 薄い厚みで高い効果
  2. 気密性が高い
    • 隙間なく施工可能
    • 現場発泡なら完全密着
  3. 撥水性がある
    • 水分の影響を受けにくい
    • 湿気による性能低下が少ない
  4. 軽量
    • 建物への負荷が少ない
    • 施工性が良い

ウレタンフォームのデメリット ❌

  1. 価格が高い
    • グラスウールの2-3倍の費用
    • 施工費も高額になりがち
  2. 燃焼時の問題
    • 燃えると有毒ガスが発生
    • 防火対策が必要
  3. 経年劣化
    • 紫外線に弱い
    • 時間経過で硬化・脆化
  4. 施工業者が限定される
    • 専門的な技術が必要
    • 施工できる業者が少ない

性能比較表 📋

項目 グラスウール ウレタンフォーム
断熱性能 ★★★☆☆ ★★★★★
気密性 ★★☆☆☆ ★★★★★
防火性 ★★★★★ ★★☆☆☆
耐湿性 ★★☆☆☆ ★★★★☆
価格 ★★★★★ ★★☆☆☆
施工性 ★★★☆☆ ★★★★☆
耐久性 ★★★★☆ ★★★☆☆

価格比較 💰

グラスウールの価格相場

材料費(1㎡あたり)

  • 一般品(10K相当):300-500円
  • 高性能品(16K相当):500-800円
  • 超高性能品(24K相当):800-1,200円

施工費込み(1㎡あたり)

  • 1,000-2,000円程度

ウレタンフォームの価格相場

硬質ウレタンボード

  • 材料費:1,500-3,000円/㎡
  • 施工費込み:3,000-5,000円/㎡

現場発泡ウレタン

  • 施工費込み:4,000-8,000円/㎡

一般的に、ウレタンフォームはグラスウールの2-3倍の費用がかかります。

岐阜県の気候に適した選び方 🌤️

岐阜県は夏は高温多湿、冬は寒冷という特徴があります。この気候条件を考慮した断熱材選びのポイントをご紹介します。

湿気対策を重視する場合

岐阜県の夏は湿度が高いため、湿気対策は重要です。

おすすめ:ウレタンフォーム

  • 撥水性があり湿気の影響を受けにくい
  • 気密性が高く結露防止に効果的

グラスウールを選ぶ場合の注意点

  • 防湿シートの施工を確実に行う
  • 通気層の確保が重要
  • 定期的な点検・メンテナンス

コストを重視する場合

おすすめ:グラスウール

  • 初期投資を抑えられる
  • メンテナンス費用も比較的安価
  • 長期的なコストパフォーマンスが良い

高性能を求める場合

おすすめ:ウレタンフォーム

  • 高い断熱性能で光熱費削減
  • 気密性向上で快適性アップ
  • ZEH(ゼロエネルギーハウス)にも対応

施工時の注意点 ⚠️

グラスウール施工の注意点

  1. 防湿シートの施工
    • 室内側に確実に設置
    • 継ぎ目のテープ処理を徹底
  2. 隙間のない施工
    • 柱や梁との隙間をなくす
    • 圧縮しないよう注意
  3. 厚みの確保
    • 規定の厚みを確実に確保
    • 沈下防止の対策

ウレタンフォーム施工の注意点

  1. 専門業者の選定
    • 経験豊富な施工業者を選ぶ
    • 施工実績の確認
  2. 厚みの管理
    • 均一な厚みでの施工
    • 吹き付け時の温度・湿度管理
  3. 防火対策
    • 法的要件の確認
    • 必要に応じて防火被覆

どちらを選ぶべき?判断基準 🤔

グラスウールがおすすめの方

  • 初期費用を抑えたい
  • 実績のある材料を使いたい
  • 防火性を重視したい
  • 一般的な住宅性能で十分

ウレタンフォームがおすすめの方

  • 高い断熱性能を求める
  • 気密性を重視したい
  • 湿気の多い環境
  • ZEH等の高性能住宅を建てる 

中部国際建築からのアドバイス 💡

私たち中部国際建築では、お客様のライフスタイル予算性能要求に応じて最適な断熱材をご提案しています。

岐阜県での施工実績から

  1. 一般住宅:グラスウール(高性能品)+ 適切な防湿施工
  2. 高性能住宅:ウレタンフォーム(現場発泡)
  3. コストバランス重視:グラスウール + 部分的にウレタン使用

当社の取り組み

  • 現地調査の徹底:お客様の土地・建物に最適な提案
  • 施工品質の確保:熟練した職人による丁寧な施工
  • アフターフォロー:完成後も定期的な点検・メンテナンス

メンテナンスについて 🔧

グラスウールのメンテナンス

点検項目

  • 防湿シートの破損チェック
  • 沈下・変形の確認
  • 湿気・結露の有無

メンテナンス周期

  • 5-10年ごとの点検
  • 必要に応じて部分交換

ウレタンフォームのメンテナンス

点検項目

  • 剥離・脱落の確認
  • 硬化・脆化の状況
  • 防火被覆の状態

メンテナンス周期

  • 10-15年ごとの点検
  • 劣化部分の補修・交換

最新の断熱技術動向 🚀

次世代断熱材

真空断熱パネル

  • 超高性能な断熱材
  • 薄型で設置可能
  • 高コストが課題

フェノール樹脂系

  • 高い断熱性と防火性
  • ウレタンとグラスウールの中間的性能

法規制の動向

省エネ基準の強化

  • 2025年4月より適合義務化
  • より高い断熱性能が要求

ZEH(ゼロエネルギーハウス)

  • 国の推進政策により普及拡大
  • 高性能断熱材の需要増加

まとめ 📝

グラスウールとウレタンフォーム、それぞれに特徴があります:

グラスウール

こんな方におすすめ 🏠

  • コストパフォーマンスを重視
  • 実績のある材料を使いたい
  • 防火性を重視

ウレタンフォーム

こんな方におすすめ 🏡

  • 高い断熱性能を求める
  • 気密性を重視
  • 湿気対策を重視

最終的には…

断熱材選びは、お客様の価値観住宅の用途によって決まります。私たち中部国際建築では、お客様一人ひとりのニーズに合わせて、最適な断熱材をご提案いたします。

お問い合わせ 📞

断熱材に関するご相談は、ぜひ中部国際建築にお任せください!

岐阜県の気候に精通した私たちが、お客様の住まいづくりをしっかりとサポートいたします。

無料相談受付中

  • 断熱材の選び方相談
  • 住宅性能診断
  • リフォーム・新築のご相談

快適で省エネな住まいづくりを、私たちと一緒に実現しましょう! 🏠✨

 


 

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📞 TEL:0584-30-9142

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