上下水道工事って何をしてるの? 岐阜の暮らしを支えるインフラの話

こんにちは!🌟 中部国際建築株式会社です。

皆さんは毎日当たり前のように使っている水道の蛇口をひねると出てくる清潔な水や、トイレを流したら汚水がどこかへ消えていく仕組み。これらの便利な生活インフラを支えているのが「上下水道」です。

でも、実は多くの方が「上下水道工事って具体的に何をしているの?」という疑問をお持ちではないでしょうか?🤔

今回は、上下水道工事について、その重要性や具体的な内容、そして私たちの取り組みをご紹介します。

🚰 上下水道とは?基本のキソから解説

上下水道とは、簡単に言うと「上水道」と「下水道」の総称です。それぞれの役割は次のとおりです:

上水道(じょうすいどう)とは 💧

上水道は、私たちが日常的に使用する「飲料水」や「生活用水」を家庭や事業所に届けるためのシステムです。具体的には:

  • 水源(河川・地下水・ダムなど)から水を取り入れる施設
  • 取り入れた水をきれいにする浄水場
  • きれいになった水を各家庭や事業所へ送る送水管や配水管

これらの設備によって、蛇口をひねるだけで安全でおいしい水が使えるようになっています。岐阜県では、清流長良川や木曽川などの豊かな水源から良質な水が供給されています。

下水道(げすいどう)とは 🌊

下水道は、家庭や事業所から出る「汚水」や雨水を集めて処理するシステムです。具体的には:

  • 各家庭や事業所から汚水を集める下水管
  • 集めた汚水をきれいにする下水処理場
  • 処理した水を河川などに戻す放流施設
  • 大雨の際に街を水害から守る雨水排水設備

これらの設備によって、私たちの生活環境が清潔に保たれ、公衆衛生が守られています。また、水害防止の役割も果たしています。

🏗️ 上下水道工事の種類と内容

上下水道工事は多岐にわたります。主な工事の種類と内容をご紹介します。

新設工事 🆕

新しく道路や住宅地が開発される際に、上下水道管を新たに設置する工事です。岐阜県内でも新興住宅地や商業施設の開発に伴い、多くの新設工事が行われています。

主な作業内容:

  • 道路を掘削して管を埋設するための溝(トレンチ)を作る
  • 上水道管や下水道管を設置する
  • 各家庭への分岐管を設置する
  • 道路を元通りに復旧させる

更新・改良工事 ♻️

古くなった上下水道管を新しいものに交換したり、能力を向上させたりする工事です。岐阜県内には高度経済成長期に整備された管路が多く、更新時期を迎えているものが増加しています。

主な作業内容:

  • 古い管の状態を調査する
  • 道路を掘削して古い管を撤去する
  • 新しい管を設置する
  • 必要に応じて管の口径を大きくしたり、耐震性を高めたりする
  • 道路を元通りに復旧させる

維持管理・修繕工事 🔧

既存の上下水道管を定期的に点検し、必要に応じて修繕を行う工事です。水漏れや詰まりなどのトラブルに対応します。

主な作業内容:

  • 管内カメラなどを使って内部を点検する
  • 水漏れや亀裂がある箇所を修繕する
  • 土砂や異物による詰まりを除去する
  • マンホールや弁類の点検・整備を行う

非開削工事(推進工法・シールド工法など)🚇

道路を掘らずに地下に管を通す特殊な工事です。交通量の多い道路や鉄道の下を横断する場合などに採用されます。岐阜市内の幹線道路下などでよく使われる工法です。

主な作業内容:

  • 発進立坑と到達立坑と呼ばれる縦穴を掘る
  • 特殊な機械を使って地下に横穴を掘り進める
  • 掘り進みながら管を押し込んでいく
  • 工事完了後、立坑を埋め戻して復旧させる

災害復旧工事 🚨

地震や豪雨などの災害によって被害を受けた上下水道施設を復旧させる工事です。近年、岐阜県でも集中豪雨による被害が増加しており、迅速な復旧が求められています。

主な作業内容:

  • 被害状況を調査する
  • 応急処置を行って仮復旧させる
  • 破損した施設を本格的に修復する
  • より強靭な施設に改良する

💪 上下水道工事の重要性と課題

上下水道工事が果たす社会的役割

上下水道は私たちの生活を支える重要なインフラです。その工事には以下のような重要な役割があります:

  1. 安全な水の供給 💧 清潔で安全な水を安定的に供給することで、私たちの健康を守っています。特に岐阜県の山間部では、地形の特性に合わせた水道整備が重要です。
  2. 公衆衛生の維持 🏥 汚水を適切に処理することで、伝染病の発生を防ぎ、公衆衛生を守っています。歴史的に見ても、下水道の整備は感染症対策に大きく貢献してきました。
  3. 環境保全 🌳 処理された下水は河川の水質を守り、自然環境の保全に役立っています。岐阜県の誇る清流を守るためにも欠かせません。
  4. 水害対策 ☔ 雨水排水施設の整備により、豪雨時の浸水被害を軽減しています。特に都市化が進んだ岐阜市周辺では重要な役割を果たしています。
  5. 地域経済の発展 📈 工業用水の供給や観光地の衛生環境を支え、地域経済の発展に貢献しています。

現在直面している課題

上下水道インフラは様々な課題に直面しています:

  1. 老朽化対策 👴 高度経済成長期に整備された施設の多くが更新時期を迎えています。岐阜県内でも50年以上経過した管路が増加中です。
  2. 人口減少と財政難 📉 人口減少に伴い、上下水道料金収入が減少する一方、維持管理費用は増加しています。特に中山間地域では深刻な問題となっています。
  3. 災害対策 🌀 地震や豪雨などの自然災害に強い施設づくりが求められています。近年の気候変動により、岐阜県内でも想定外の水害が発生しています。
  4. 環境負荷の低減 🌱 処理場での省エネルギー化や、汚泥の有効利用などが課題となっています。SDGsの観点からも取り組みが進められています。
  5. 技術者不足 👷 熟練技術者の高齢化や若手技術者の不足が課題となっています。技術の継承が急務です。

🔍 岐阜県の上下水道事情

岐阜県の水道普及率と特徴

岐阜県の水道普及率は約98%と全国平均とほぼ同等ですが、地域によって差があります。特に山間部では未だに簡易水道や井戸水を利用している地域も存在します。

岐阜県の上水道の特徴としては:

  • 豊富な水源に恵まれている(長良川、木曽川、飛騨川など)
  • 山間部が多いため、地形に応じた多様な給水システムがある
  • 水質が良好で、おいしい水が豊富
  • 一部地域では、冬季の凍結対策が必要

岐阜県の下水道整備状況

岐阜県の下水道普及率は約85%で、全国平均をやや下回っています。特に山間部や過疎地域では、合併処理浄化槽などの代替システムが利用されています。

岐阜県の下水道の特徴としては:

  • 地形の起伏が激しく、場所によって整備コストに差がある
  • 観光地では季節によって排水量の変動が大きい
  • 都市部と農村部で整備状況に差がある
  • 近年、浸水対策としての雨水排水施設の整備が進んでいる

👀 上下水道工事の現場をのぞいてみよう

一日の工事の流れ

典型的な上下水道工事の一日をご紹介します:

朝7:00 📋 朝礼・安全確認

  • その日の作業内容と安全対策を確認
  • 周辺住民への配慮事項を再確認

朝8:00 🚧 交通規制の設置

  • 工事車両や作業員の安全を確保するための交通規制を設置
  • 歩行者の安全通路の確保

朝8:30 🚜 掘削作業

  • バックホウなどの重機で道路を掘削
  • 既存埋設物(ガス管、電話線など)に注意しながら作業

午前10:00 📏 管の据付作業

  • 管の高さや勾配を正確に測量
  • 管の接続や継手の防水処理

昼12:00 🍱 昼休憩

午後1:00 🧪 水密試験

  • 接続した管に水や空気を入れ、漏れがないか確認
  • 不具合があれば修正

午後3:00 🧹 埋め戻し・復旧作業

  • 掘削した溝を埋め戻し
  • 仮舗装や清掃作業

午後4:30 📝 作業報告・翌日の準備

  • その日の作業内容と進捗を記録
  • 翌日の作業に必要な資材や機材を準備

夕方5:00 🏁 終了・片付け

工事現場での苦労話

上下水道工事の現場では、様々な予想外の出来事が発生します:

  1. 予想外の埋設物 👻 「掘ってみたら古い井戸が出てきた!」「図面にない電線が…」など、地下は驚きの連続です。
  2. 天候との戦い ☔ 雨が降ると掘削した穴に水が溜まり、作業が困難になります。特に梅雨時期は苦労します。
  3. 地盤の変化 🏔️ 岐阜県は地域によって地盤が大きく異なります。砂利層が多い地域では、崩れやすくて大変です。
  4. 近隣住民への配慮 🏠 騒音や振動、通行止めなど、工事は周辺住民の生活に影響を与えます。丁寧な説明と配慮が必要です。
  5. 地下水との闘い 💦 特に河川近くでの工事では、地下水が湧き出してくることがあり、排水ポンプを常時稼働させることも。

工事完了の喜び

苦労の多い上下水道工事ですが、完成したときの喜びもひとしおです:

  • 「この管を通じて、きれいな水が供給されると思うとやりがいを感じる」
  • 「地域の人から『ありがとう』と言われると、疲れも吹き飛ぶ」
  • 「見えない地下の仕事だけど、社会の基盤を支えているという誇りがある」

💭 未来の上下水道と私たちの取り組み

これからの上下水道インフラ

上下水道インフラは、これからどのように変わっていくのでしょうか?

  1. スマート化の進展 📱 IoTセンサーを活用した漏水検知や、AIによる運転管理の最適化など、上下水道のスマート化が進んでいます。
  2. 環境への配慮 🌍 処理場での再生可能エネルギー利用や、処理水の有効活用など、環境に配慮した取り組みが増えています。
  3. レジリエンス(強靭化)の向上 💪 災害に強いインフラづくりとして、管路の耐震化や、バックアップシステムの整備が進んでいます。
  4. 官民連携の推進 🤝 PFI(民間資金活用)やコンセッション方式など、官民が連携した新たな事業形態が広がりつつあります。
  5. 広域化・共同化の推進 🔄 人口減少社会に対応するため、複数の自治体が連携した施設の共同運営などが検討されています。

中部国際建築株式会社の今後の展望

当社は上下水道インフラの未来を見据え、以下のような取り組みを進めています:

  1. 技術者の育成 🎓 次世代を担う若手技術者の育成に力を入れ、技術の継承を図っています。
  2. デジタル技術の活用 💻 3Dモデルを活用した「BIM/CIM」の導入や、AR/VR技術を活用した維持管理支援など、デジタル技術の活用を推進しています。
  3. 地域との協働 👥 地域住民や自治体と協働し、持続可能な上下水道インフラの在り方を模索しています。
  4. 環境技術の研究開発 🔬 省エネルギー工法や、環境負荷の少ない材料の開発・導入に取り組んでいます。
  5. 災害対応力の強化 🚒 災害時の迅速な復旧を可能にするため、応急復旧訓練や資機材の備蓄を進めています。

📝 まとめ:見えないけれど、なくてはならない上下水道

私たちの生活を支えている上下水道。普段は地下に埋まって見えませんが、私たちの快適で衛生的な暮らしを支える重要なインフラです。

上下水道工事は、地域の生活を支え、環境を守り、未来へと続く社会基盤を築く大切な仕事です。中部国際建築株式会社は、これからも岐阜県の皆様の暮らしを支えるインフラづくりに全力で取り組んでまいります。

皆様も蛇口をひねったり、トイレを流したりするとき、その裏で働いている上下水道の仕組みと、それを支える人々のことを少し思い出していただければ幸いです。

 

🙋‍♀️ よくある質問コーナー

Q: 工事中は水道が使えなくなりますか? A: 基本的には断水を最小限に抑える工法を採用しています。断水が必要な場合も、事前にお知らせし、短時間で終わるよう努めています。

Q: 道路が掘り返されると交通渋滞が心配です A: 交通量の多い道路では夜間工事を実施したり、非開削工法を採用したりして、交通への影響を最小限に抑えるよう工夫しています。

Q: 工事の騒音や振動は大丈夫ですか? A: 低騒音・低振動型の機械を使用するなど、近隣への影響を最小限に抑える対策を講じています。また、作業時間も配慮しています。

Q: 上下水道工事の期間はどのくらいですか? A: 工事の規模にもよりますが、一般的な住宅地の管路工事では数週間から数か月程度です。大規模な幹線工事では1年以上かかることもあります。

Q: 上下水道工事の費用は誰が負担しているのですか? A: 公共の上下水道工事は基本的に自治体の予算で実施されます。一部は国からの補助金も活用されています。水道料金や下水道使用料の一部も維持管理や更新の費用に充てられています。


 

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