
こんにちは!岐阜県で地域密着型の家づくりを行っております中部国際建築株式会社です。😊
皆さんは「マイホーム」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?家族との幸せな時間、くつろぎの空間、一生の思い出…素敵なイメージがたくさん浮かぶと思います。
しかし、その一方で「もっとこうしておけば良かった」「ここは失敗した」という後悔の声も多く聞かれます。特に岐阜県は、豊かな自然と独特の気候、文化を持つ地域。その特性を理解せずに家づくりを進めると、思わぬ失敗につながることがあります。
今回は、当社がこれまでに対応してきた岐阜県内のお客様の声から、実際にあった「家づくりの失敗談」とその対策についてご紹介します。これから家づくりを検討されている方は、ぜひ参考にしてください!🏡✨
1. 日照と方角を考慮しなかった配置計画の失敗
失敗事例 🙁
Aさん(40代・岐阜市在住)の場合:
「南向きの土地だからどこでも明るいと思い込み、リビングを北側に配置しました。しかし冬になると日当たりが悪く、電気代がかさむだけでなく、気分も落ち込みがちに…。特に岐阜の冬は曇りの日が多く、もっと日当たりを重視すべきでした。」
Bさん(30代・大垣市在住)の場合:
「西日対策を考えずに設計したため、夏場の夕方はリビングが灼熱地獄と化します。特に岐阜西部は平野部が広がっているため、西日の強さは想像以上でした。」
なぜ失敗するのか? 🤔
岐阜県は南北に細長く、地域によって日照条件が大きく異なります。北部の飛騨地方では山の影響で冬の日照時間が短く、南部の美濃地方では夏の西日が強いという特徴があります。
また、岐阜県の冬は「からっ風」と呼ばれる北西からの冷たい風が特徴的。この風向きを考慮せずに窓の配置を決めてしまうと、冬場の寒さが厳しくなることも。
対策と解決法 💡
①徹底した日当たりシミュレーション
現在は3Dシミュレーションで、季節ごと・時間ごとの日当たりを確認できます。当社では無料で日照シミュレーションを実施し、最適な配置計画をご提案しています。
②地域特性に合わせた配置計画
- 飛騨地方:冬の日照を最大限に取り込む南面採光を重視
- 美濃地方:夏の西日対策(庇の設置、熱反射ガラスの使用など)を念入りに
③風向きを考慮した開口部設計
岐阜県の夏は「養老の滝風」が心地よく、冬は北西の風「からっ風」を防ぐ設計が理想的です。地域ごとの風の特性を熟知したプランニングが重要です。
④実例紹介
当社施工例:岐阜市N様邸では、リビングを南東に配置し、西側に風通しの良い中庭を設けることで、年間を通じて快適な室内環境を実現しました。
2. 岐阜の気候特性を理解していなかったことによる断熱・冷暖房設備の失敗
失敗事例 🙁
Cさん(50代・高山市在住)の場合:
「標準的な断熱性能で建てたら、冬の寒さが想像以上でした。特に高山は冬の最低気温が-10℃を下回ることもあり、暖房費が月に7万円を超えることも…。もっと断熱にお金をかけるべきでした。」
Dさん(40代・多治見市在住)の場合:
「夏の暑さ対策として強力なエアコンを設置しましたが、断熱・気密性能が低かったため冷えるまでに時間がかかり、電気代も高額に。多治見は日本一の猛暑日を記録したこともある場所なのに、その対策が不十分でした。」
なぜ失敗するのか? 🤔
岐阜県は南北に長く、標高差も大きいため、同じ県内でも気候条件が大きく異なります。
- 飛騨地方:冬は厳しい寒さ(-10℃以下になることも)
- 美濃地方:夏は猛暑(多治見市は40℃超の記録あり)
- 全域共通:湿度が高い時期がある(ジメジメした不快感)
このような地域特性を理解せずに、「全国標準」の断熱・冷暖房設備で計画を進めると、住み始めてから「こんなはずじゃなかった」という事態に…。
対策と解決法 💡
①地域の気候に合わせた断熱性能の選択
- 飛騨地方:UA値0.4W/㎡K以下を目安に高断熱化(窓も含めた総合的な断熱対策)
- 美濃地方:夏の熱を遮断する屋根・壁の断熱と日射遮蔽対策の両立
②地域に適した冷暖房システムの選択
- 寒冷地:床暖房やパネルヒーターなど輻射熱を活用した暖房
- 猛暑地域:遮熱性能と冷房効率を両立させた設計
③湿度対策の徹底
岐阜県は夏場の湿度が高いだけでなく、冬場も結露が発生しやすい気候です。計画換気システムや調湿素材の活用が効果的です。
④実例紹介
当社施工例:飛騨市K様邸では、UA値0.38W/㎡Kの高断熱住宅に、床暖房とパネルヒーターを組み合わせたハイブリッド暖房システムを採用。冬場の暖房費が従来の半分以下になりました。
3. 将来の生活変化を想定しなかった間取りの失敗
失敗事例 🙁
Eさん(40代・関市在住)の場合:
「子どもが小さい頃は良かったのですが、成長するにつれて個室の必要性を感じるように。リビング中心の開放的な間取りにこだわりすぎて、プライバシーを確保できる空間が足りなくなりました。」
Fさん(50代・瑞浪市在住)の場合:
「親との同居を想定せずに建てたため、親が高齢になり一緒に住むことになった時に、バリアフリー対応や親世帯のプライバシー確保に苦労しました。岐阜は三世代同居の文化が残る地域なのに、その可能性を考慮していませんでした。」
なぜ失敗するのか? 🤔
家族構成やライフスタイルは時間とともに変化します。特に岐阜県は:
- 三世代同居率が全国平均より高い地域
- 地方都市特有の「子どもが進学・就職で都会へ出て行く→やがて戻ってくる」というサイクルがある
- 高齢化が進み、将来的な介護の問題も視野に入れる必要がある
これらの将来変化を想定せずに「今」だけを見た間取りを計画すると、10年後、20年後に大きな後悔につながります。
対策と解決法 💡
①可変性のある間取り設計
「将来間仕切りを設けられる大空間」「容易に壁の位置を変更できる構造計画」など、ライフスタイルの変化に対応できる可変性のある設計を取り入れましょう。
②二世帯・三世帯を視野に入れた設計
岐阜県では、将来的な親との同居や子どもの帰郷の可能性を考慮した設計が重要です。完全同居でなくても「ゆるやかな距離感」で共存できる間取りを検討しましょう。
③年齢変化を想定したバリアフリー計画
将来的なバリアフリーリフォームがしやすい構造を最初から考慮しておくことが重要です。例えば:
- 将来エレベーターが設置できるスペースの確保
- 廊下幅や開口部の余裕ある設計
- 浴室の位置を変更しやすい給排水計画
④実例紹介
当社施工例:可児市T様邸では、1階に将来親世帯が住めるスペースを確保しつつ、現在は子ども世帯がリビングの延長として活用。将来的に仕切りを設けることで、プライバシーと独立性を確保できる設計としました。
4. 収納スペースの不足による後悔
失敗事例 🙁
Gさん(30代・土岐市在住)の場合:
「リビングを広く取りたいがために収納を削ってしまいました。特に岐阜は四季がはっきりしているため、季節ごとの衣類や道具が多く、すぐに収納が足りなくなってしまいました。」
Hさん(40代・恵那市在住)の場合:
「子どもの学用品や趣味の道具がどんどん増えていきますが、それを想定した収納計画をしていなかったため、リビングがいつも散らかっています。特に雪の多い冬は外での遊びの道具も多く、玄関収納の不足に悩まされています。」
なぜ失敗するのか? 🤔
岐阜県の生活スタイルには、特有の収納ニーズがあります:
- 四季がはっきりしている:夏の暑さ対策用品から冬の雪対策グッズまで、季節ごとの道具が必要
- 自然環境が豊か:アウトドア用品や園芸用品など、自然を楽しむための道具が多くなりがち
- 伝統行事が多い:お祭りや行事関連の道具・衣装の保管スペースが必要
これらを見越さずに「見た目重視」で収納を少なくすると、生活が始まってすぐに収納不足に悩まされることに…。
対策と解決法 💡
①「見えない収納」の活用
リビングなどの広々とした空間を確保しながらも、壁面や床下、小屋裏などを活用した「見えない収納」で収納量を確保する工夫が効果的です。
②季節家電・季節用品の専用収納
エアコンの室外機カバーやストーブ、扇風機、除湿器など、使わない季節は仕舞っておける専用収納を計画しましょう。
③玄関まわりの充実した収納計画
特に岐阜の積雪地域では、冬の雪対策グッズ(スコップ、長靴、防寒具など)の収納が重要です。玄関に隣接した土間収納や、濡れたものを一時的に置けるスペースの確保が効果的です。
④実例紹介
当社施工例:岐阜市S様邸では、一見すると収納が少ないようなシンプルな空間デザインながら、壁面収納と小屋裏収納を徹底活用し、家族5人分の荷物をすっきり収納できる工夫を施しました。特に季節の切り替え時に便利な収納動線を重視しています。
5. 地元の特性を活かせなかった素材選びと外構計画の失敗
失敗事例 🙁
Iさん(50代・中津川市在住)の場合:
「都会っぽいデザインにこだわって、地元の木材をほとんど使わなかったのですが、湿度変化に対応しきれず、結露や湿気の問題が発生。また、周囲の景観とも調和せず、なんだか浮いた印象になってしまいました。」
Jさん(40代・郡上市在住)の場合:
「雪の多い地域なのに、雪対策を考えない外構計画だったため、冬場は雪かきが大変で、屋根からの落雪対策も不十分でした。地元の伝統的な家屋には理由があることを後から知りました。」
なぜ失敗するのか? 🤔
岐阜県は木材の産地として有名で、特に「東濃ひのき」は全国的にも高品質で知られています。また地域によって気候や文化が大きく異なることも特徴です:
- 飛騨地方:豪雪地帯特有の建築様式がある
- 美濃地方:湿度が高く、伝統的に「土壁」や「漆喰」が用いられてきた
これらの地域特性を無視して「流行り」や「都会的なデザイン」だけを追求すると、気候との不調和や維持管理の困難さにつながります。
対策と解決法 💡
①地元の木材・素材の積極活用
- 東濃ひのき:調湿効果が高く、香りも良い
- 美濃和紙:照明や内装材として活用でき、柔らかな光と風合いが魅力
- 飛騨の家具:耐久性と美しさを兼ね備えた逸品
これらを活用することで、気候との調和だけでなく、地域の文化や歴史とのつながりも感じられる住まいになります。
②地域の気候に合わせた外構計画
- 豪雪地帯:屋根の形状や落雪スペースの確保
- 多雨地域:雨水排水計画の徹底
- 猛暑地域:緑陰を活用した涼しい外部空間の創出
③伝統と現代の融合デザイン
古き良きものをただ踏襲するのではなく、現代の暮らしに合わせてアレンジすることが重要です。例えば「軒の出を十分に確保する伝統的な知恵」と「現代的なデザイン」を融合させるなど。
④実例紹介
当社施工例:下呂市Y様邸では、地元の東濃ひのきを内装材に積極的に活用しながら、現代的な断熱技術と組み合わせることで、伝統と技術が融合した住まいを実現。特に湿度調整機能により、夏の湿気対策と冬の乾燥対策を両立させています。
まとめ:岐阜の家づくりで後悔しないために 🏡✨
いかがでしたか?実際にあった5つの失敗事例とその対策についてご紹介しました。岐阜県で理想の家づくりを実現するためには、次の点に特に注意することをおすすめします:
- 地域特性の徹底理解:岐阜県は南北に長く、気候や文化が大きく異なることを認識しましょう
- 将来変化への対応:家族構成の変化や高齢化など、将来を見据えた計画を
- 地元の知恵と素材の活用:先人たちの知恵が詰まった伝統的な工法や地元素材の良さを再評価しましょう
- プロの知見を活用:地域に精通したハウスメーカーや工務店に相談することが重要です
当社、中部国際建築株式会社は岐阜県に根ざして、地域の気候や文化に合わせた家づくりを提案してきました。特に「岐阜の気候に適した高性能住宅」と「地元素材を生かした健康住宅」には自信があります。
皆様の夢のマイホーム実現をお手伝いできることを楽しみにしております!😊
🏢 中部国際建築株式会社
📮 〒503-2100 岐阜県不破郡垂井町2382番地5
📞 TEL:0584-30-9001
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